
こんにちは、元証券マンの吉崎大貴(@daiki_93_)
先日大きなニュースがあったので「トレードしよう!」と思って成行注文を出したら、注文した値段から少し乖離した価格で約定してしまいました。
僕はスリッページの初期設定2pipsから変更していなかったので、思わぬ損をしてしまったのです。
あなたには同じ損をしてほしくないので、今回の記事でスリッページについてシェアしますね!
目次
スリッページとは?
スリッページとは、成行注文や逆指値注文をした時に起こる「注文価格と約定価格の乖離」のことです。

上の写真だと
注文価格:110.723
約定価格:110.725
になっていて「注文価格≠約定価格」なのが分かると思います。
この注文価格(110.723)と約定価格(110.725)のズレの事をスリッページといいます。
スリッページが起こる理由
その理由は2つあります。
スリッページが起こる1つ目の理由は「出来高が少ないため」です。
出来高が少ないと、売り手と買い手の売買価格が乖離しやすくなります。
その結果、注文を出してから約定するまでに価格が変動しやすくなります。

上の写真の例だと、あなたが成行注文を出す直前に他の投資家が110.723で買いを入れたため、110.723で買えなくなってしまいます。
その結果、スリッページが生じて110.743で約定することになります。
スリッページが起こる2つ目の理由は「ボラティリティが高いため」です。
ボラティリティが高くなると、成行注文をクリックしてから約定するまでの間に価格が変動する可能性が高くなります。
そうすると、スリッページが起きやすくなります。

例えば、ボラティリティが高い時に110.723で成行買い注文を出すと、FX会社に注文が届くまでの間に価格が変動し、110.743で約定してしまうことがあります。
一般的には
- 経済指標発表
- 重大ニュース
- ○○ショック
の状況になった場合はボラティリティが高くなります。
なので、こういった状況下ではスリッページの設定を行って売買することが重要です。

DMM FXでスリッページ設定
DMM FXでは、スリッページの許容幅をあらかじめ設定することができます。
写真右下の赤枠にあるように、初期設定ではスリッページが2.0pipsに設定されています。

この状態では、110.718で成行買い注文を出したら、最大110.738でも約定される可能性があります。
その場合には、写真右上の①注文設定のボタンを押して、スリッページの設定をしてみてください。
最小はゼロに設定できますよ!
スリッページゼロだと、約定しない可能性が出てきます。
例えば、110.718で成行買い注文を出して、110.738まで変動した場合は注文が不成立になります。
なので、取引によってスリッページ設定を変えるといいですね!
スリッページ設定目安
スリッページ設定は、トレードの目的やトレードスタイルによって異なるべきですが、ここでは目安を紹介していきます。

基本的には、短期で売買する場合はスリッページが大きな打撃になる事が多いので、小さめに設定しておくことをおすすめします。
一方、中長期で売買する場合は、約定させることがより重要になってくるので、スリッページは少し余裕を持って設定しておくことをおすすめします!
まとめ
FXをやっていると、スリッページを経験することは何度かあると思います。
ですが、スリッページを気にしすぎるよりも、トレードで勝つ売買ルールを作る方が遥かに重要です。
僕は自分の売買ルールを作ったおかげで、元手65万円~1年半で1900万円まで増やすことができました。

あなたがFXで成功するかどうかは、正直わかりません。
ですが、主婦の方でも成功しているトレーダーもいますし、やってみないと分かりません。
今の生活に「もう少しお金があったらな。」と思う方は是非ためしてみてくださいね!
