【元証券マンが解説!】テーパリングとは何?株価への影響はあるの?

こんにちは、元証券マンの吉崎大貴(@daiki_93_)です。

最近よく「テーパリング」という言葉を聞くようになったと思います。

金融は専門用語が多くて分かりにくいわ

特に「テーパリング」は金融危機後しか出てこない用語なので、覚えにくいですよね。

でも、安心してください!

今回の記事を読めば、テーパリングについて理解できるよう解説していますので、最後まで読んでみてくださいね。

テーパリングとは

テーパリングとは「量的緩和の縮小」のことを表しています。

量的緩和って何なの?

量的緩和

量的緩和とは「中央銀行が金融機関から国債を大量に買い取り、世の中にお金を供給する政策」です。

上の写真で薄緑色になっている部分が量的緩和を表しています。

簡単に言い換えると、量的緩和とは「中央銀行がお金をたくさん刷って、それを世の中にじゃぶじゃぶ投入すること」です。

わーい。お金いっぱい!量的緩和バンザーイ
テーパリングと量的緩和まとめ

テーパリング … 量的緩和の縮小
量的緩和 … 中央銀行が金融機関から国債を大量に買い、市中にお金を大量供給すること

なぜテーパリングをするの?

中央銀行がテーパリングをする理由は「インフレを抑えるため」です。

量的緩和には副作用が存在します。

量的緩和を続けると、市中に出回るお金が増えるのでインフレが起こってしまいます。

インフレが起こると生活必需品の値段が上がるだけでなく、不動産や株式といった金融商品の値段も跳ね上がってしまいます。

その結果、バブルが生まれて収拾がつかなくなってしまうんです。

行き過ぎたバブルは良くないわね

そこで、インフレを抑えるために行われるのが「テーパリング」です。

テーパリングの影響

テーパリングが世の中に与える影響を、順番にまとめました。

  • ①テーパリングを行う
  • ②中央銀行が国債を買わなくなる➨金利が上昇する (国債の需要が減る➨金利上昇)
  • ③金利が高い➨企業は設備投資や事業拡大のお金を借りなくなる
  • ④過熱していた景気が落ち着く
  • ⑤インフレが収まる

このような過程を得て、インフレは収まっていきます。

テーパリングで株価への影響はあるの?

株価への影響はあるの?

基本的にテーパリングは、金利を上昇させて景気を抑制するため、株価に対しては良い影響を与えません。

しかし、企業の中には金利が上がると利益が増える企業もあるので、全企業の株価が下がるとも言い切れません。

さらに、テーパリングが行われるのが予め分かっている場合、市場はそれを織り込んでいることがあるので、株価が変化しない可能性もあります。

基本的には株価には良くない影響を与えるんだね!

まとめ

今回の記事では、テーパリングとその影響について解説してきました。

コロナショック後のFRB(アメリカの中央銀行制度のトップ)は、リーマンショック時を遥かに上回る速度で緩和を続けてきましたが、いつかは緩和をストップしないといけません。

FRBはある程度のインフレを容認していることから、緩和が長引き大インフレ時代が来る可能性もあります。

そんな時代に損をしないためにも、インフレについて深く理解しておくのもいいかもしれませんね!